読者のみなさんはフリーランスになる前、おそらくどこかで勤めて
地道に実力を磨いてきたはずだ。
そして自分がやりたいことができる環境を求めてフリーランスになったはずだ。
そんな念願叶ってフリーランスになった方々へこのタイトルを選んだ。
サラリーマンであればやりたくない仕事が回ってきた時にはやらざるを得なかった。
自分の苦手分野であれ、苦手なお客様であれ会社や上司の命令なのだから
断れるわけがなかった。
食わず嫌いという言葉があるように、実際やってみると意外に向いていたというのも
なきにしもあらずだが、往々にしてやりたくない仕事は時間もかかるし、
クオリティは低くなりがちだ。
それならいっそ、やらない方が良いのではないかと気付いたのだ。
私の場合だと経理代行は絶対にやらないと決めている。
なぜならば経理担当者に対して
「あの請求書がありません。この請求書がありません。この経費の内容は何ですか。
来週中に教えてください」
といった一連の作業がどうしても好きになれなかったからだ。
当然正確な試算表を素早く出すためには上記のサイクルは必要不可欠であるため、
会計事務所に勤務していた頃はやらざるを得なかった。
ただ、ある瞬間に
これは講師の仕事ではなく、税理士事務所職員の仕事だと感じた。
私は経営者と財務上の問題を解決していくことが好きなのであって、
ハイクオリティな試算表を作るという点では、私以外の誰かに任せた方がはるかに
効率が良いことに気付いた。
おかげ現在私は自分のしたいことに専念できている。
いかがだろうか。
利益を出していくという視点では仕事は選り好みせず積極的に受注していった方が良い。
特に創業間もない時には四の五の言っている場合ではない。
ただ冷静に今の自分を俯瞰した場合に売上の内訳や相手先はこのままで良いのか
一度じっくり考える必要もあるだろう。
Comments