私は工学部の大学を卒業した後、全国シェアトップのとある製造メーカーに
営業職として入社した。
そこで、当時の営業本部長から
「上田、若手ナンバー1の下につけてやるからしっかり学んで来い」と言われ、
営業のノウハウを叩き込まれた。
それから1年ほどして再び当時の営業本部長から
「上田、全国ナンバー1の下で一週間研修してこい」と言われ、
じっくり観察した結果こんなことが浮き彫りになった。
若手ナンバー1は受注件数も多かったが、失注件数も多かった。
全国ナンバー1は受注件数も多かったが、失注件数は少なかった。
全国ナンバー1はお客様と友達のような関係でタメ口でしゃべっており、
機械の見積もりを出してほしいと言われればその場で概算額を即答していた。
私はこの時23歳だったが、
「将来独立する時は、実力をしっかりとつけた上でお客様とこんな関係を築いて言い値で決まるような仕事をしよう」と心に誓った。
いががだろうか。
結果を出す人には出す理由がある。
私は常々粗利益が大切だと言っているが、上記のようなことができれば
稼げるフリーランスになれる日もそう遠くはないだろう。
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