みなさんは普段仕事をする際、服装にどれぐらい気を付けているだろうか。
スーツを着る男性であればネクタイを上まできっちりと締めてディンプル(くぼみのこと)を作る、磨かれた靴を履く、カフス等を付けているだろうか。
女性であればネイルが剥がれていないか、メイクや服装はTPOに合っているだろうか。
なぜ、財務面しか見ていない私がこういう事を言うのか。
それは、仕事仲間やお客様は言わないだけでしっかり見ているからだ。
何を隠そう私自身が身だしなみには無頓着だった。
「上田、ネクタイはきつくても上まできっちりしろ」
「新入社員みたいなスーツとカバンじゃ社長から信頼してもらえないから、
今から一緒にスーツ見に行くぞ」
また、ある時にはお客様から
「上田君、とりあえずオーダーシャツとカフスくらいはした方がいいよ」と
言われたこともある。
言われた時には
「服装にお金をかけるなんてもったいない。それだったらスポーツカーのメンテナンス代や彼女とのデート代に使う方がよっぽど良い」と本気で思っていた。
しかし、ある程度お金に余裕ができて言われたとおり、身だしなみを整えていくと
周囲の評価が変わっていった。
革靴屋さんにいくと
「いい靴履いてますね。靴底がレザーなのでクリームを塗ることで長持ちしますよ」
オーダースーツ屋さんにいくと
「良い生地ですね。ネクタイをより立体的に見せることができる襟元が特徴的な
シャツも置いてありますよ」
等、よりオシャレに見えるよう様々な提案をしてもらえるようになった。
以上はほんの一例に過ぎない。
自分が独立してからは一層相手の服装を注視するようになった。
今の私の判断基準はこの人にお金を払いたいと思うかどうかだ。
やはりみすぼらしい格好の人よりも身だしなみにこだわって自分を大切にしている人に
私はお金を払いたい。
翻ってあなたは今どんな服装でお客様の前に立っているだろうか。
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